チャイナペインティング

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チャイナペインティングについて

白磁に絵付け用の絵の具で描く上絵付けです。専用の絵の具を用いて花や果物、風景などを描き、電気炉で約800℃という高温で焼き付けます。
焼成することによりきちんと定着しますので、実際に食器としても、装飾品として楽しむこともできます。
昔は、中国から輸入された磁器が流通していたため、欧米では磁器のことを「チャイナ」と呼ぶこともあり、“磁器に絵を描く”=“チャイナペインティング”となりました。
その中で、ヨーロッパの伝統的な手法と技法を取り入れて描くスタイルを『ヨーロピアンチャイナペインティング』といいます。

必要な材料や用具

  • 白磁

    無色の釉薬をかけた白い磁器の総称です。キルンアートで扱う白磁は、絵付け前の状態で提供するため品質の高さが特徴的です。
    白磁はわずかに透光性があり、吸水性はほぼありません。たたくと金属的な高い音がします。

  • チャイナペインティング用の筆には様々な種類がありますが、特にヨーロピアンスタイルの技法では、穂先が細くまとまり、毛は柔らかくかつコシのあるものが必要なため、セーブル(テン)、イタチ、リスの丸筆を用います。描くものによって穂の長さと太さの関係を考慮して筆を選ぶことが大切です。

    筆
  • 陶磁器用上絵の具

    様々な種類の金属化合物などから精製された色素にフラッキスと呼ばれるガラス成分を混合して作られます。
    多くは粉末状で、これに専用のメディウムを加え、練って使用します。

    陶磁器用上絵の具
  • メディウム

    上絵の具を陶磁器表面に定着させる溶剤。上絵の具用のメディウムには様々な種類があり、油性と水溶性、またその中でも速乾性と遅乾性のものがあります。

  • その他

    金彩や盛り剤などを使用して、より高級感のある作品づくりが楽しめます。

基本制作手順

①図案を白磁に写す
②使用する色の上絵の具を練る
③絵の具を使って筆で描く
④専用の電気炉で焼成し完成。制作する作品により、数回の焼成をすることもある

チャイナペインティングの講師資格

規定のカリキュラムを修了し、その技術を正しく人に伝えることができる方を講師と認定します。

  • チャイナペインティングを文化・芸術として普及することを目的とする会員組織です。
  • チャイナペインティングの楽しみと、そのすばらしさを生涯通して学び広める会です。
  • 会員が参加できる研修会・イベント等開催します。
  • チャイナペインティングを楽しく、効果的に教えるための教材として白磁や工具・材料など専用教材を取り揃えています。