作品コンクールの部

A
ティーセット部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにした実用的なティーセット作品

B
プラーク額部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにしたプラーク額セット作品

C
マグ・小皿部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにしたマグカップまたは小皿の作品

D
ガラスフュージング部門

ガラスフュージングの技法で制作したアクセサリー&トレーの作品

日本キルンアート協会のコンクール&作品展もおかげさまで5回目を迎えることができました。
今回はキルンアートを楽しむ多くの皆さまにより楽しんでいただけるよう、募集部門をリニューアルいたしました。手描き・転写紙のいずれかをメインに作品作りをしていただき、テーマは「私のお気に入り」として「ティーセット部門」、「プラーク額部門」、「マグ・小皿部門」、「ガラスフュージング部門」、作品展示の「トリオ部門」「サロン部門」の計6部門にて作品募集をし、日本キルンアート協会会員(チャイナペインター、ポーセラーツインストラクター、白磁ペイント会員、ガラスフュージング会員、講師資格認定者、KAP会員)と愛好家の皆さまより約285点のご応募をいただきました。
皆さまの表現力豊かな作品の数々は、キルンアートの更なる可能性を感じさせるものとなりました。

ティーセット部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにした実用的なティーセット作品

大賞

「ゆったりした時間」野崎 優美(大阪府)

ゆったりした時間

野崎 優美(大阪府)

私の好きな和菓子を幾つも大皿に盛り、楽しいおしゃべりと共にひとときの安らぎを感じていただき、珈琲や紅茶など、もちろんお茶でも、どんな飲み物でも楽しめるように・・・という思いで製作しました。

優秀賞

「私の青春」貝原 三穂(広島県)

私の青春

貝原 三穂(広島県)

学生時代生活の一部となっておりましたバスケットボール。早くから親元を離れなかなか出来ない経験をさせていただきました。また、バスケットボールを通じて汗や涙を共に流したかけがえのない友にも出会い、私の青春であり今でも大好きなバスケットボールを形にしてみました。

優秀賞

「色褪せない魅力」生沼 元子(栃木県)

色褪せない魅力

生沼 元子(栃木県)

午後のひととき、ゆったりと穏やかに、アンティークな雰囲気の食器をつかって貴婦人になったつもりでティータイムを過ごしたいと思いつくりました。アンティーク食器は時代を経ても色褪せることのない魅力があり大好きです。自分が長く使いたくなるような飽きのこないデザインを考えて作りました

日本ヴォーグ社賞

「BLUE NOBLE」冨樫 賀世子(富山県)

BLUE NOBLE

冨樫 賀世子(富山県)

大好きなモチーフと色使いで、エジプトの女王クレオパトラをイメージしたノーブルなティーセット。
気品あふれる深い青とパールそしてゴールドの組み合わせが美しい世界にひとつだけの「私のお気に入り」になりました。

ポーセラーツ倶楽部賞

「ゴージャスなアフタヌーンティー」松井 朋子(滋賀県)

ゴージャスなアフタヌーンティー

松井 朋子(滋賀県)

海外旅行先のホテルでアフタヌーンティーをした頃を思い出しながらイメージして作りました。ポーセラーツに興味を持った機会でもあり、思い入れのある作品になりました。

審査員奨励賞

「至福の時間」澤田 房子(兵庫県)

至福の時間

澤田 房子(兵庫県))

非日常を思わせる少し豪華なお茶セットを作りました。
大掃除をした後、ピカピカの部屋で飲む新年のお茶。家族や友人と特別な時に飲むお茶。そんな大事な瞬間がより素敵な時間になるための私のお気に入りです。

佳作

「ローズガーデン」川口 陽子(東京都)

ローズガーデン

川口 陽子(東京都)

佳作

「Olu´Olu(心地よい)」小林 祐子(神奈川県)

Olu´Olu(心地よい)

小林 祐子(神奈川県)

佳作

「懐かしい思い出」朝内 裕子(富山県)

懐かしい思い出

朝内 裕子(富山県)

佳作

「violet 小さな幸せ」関 直美(東京都)

violet 小さな幸せ

関 直美(東京都)

佳作

「癒しのフラワーガーデン」日名子 加奈子(東京都)

癒しのフラワーガーデン

日名子 加奈子(東京都)

プラーク額部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにしたプラーク額セット作品

大賞

「薄明りの風景」赤松 汐莉(東京都)

薄明りの風景

赤松 汐莉(東京都)

グラデーション転写紙の焼成後の艶が好きなので、色の変化と艶を生かしつつ転写紙のみで空を表現しました。絵の具のようにぼかす事が出来ないので、雲の質感の表現として千切りや削りを行っています。

優秀賞

「猫」北村 香(神奈川県)

北村 香(神奈川県)

愛らしい仕種や表情が魅力的な猫は、私の大のお気に入りな動物です。その猫が狭い所に入り外の様子を窺う様を騙し絵風に表現しました。

優秀賞

「北海道のひまわり畑」渡邉 翔子(神奈川県)

北海道のひまわり畑

渡邉 翔子(神奈川県)

北海道のひまわり畑は、黄色い絨毯という言葉がピッタリで、いつも上を向いて咲き、見ているだけで元気になれます。毎年、今は亡き愛犬と訪れたお気に入りの地です。

チャイナペインティング賞

「キャンディの祭り」野尻 亜紀子(東京都)

キャンディの祭り

野尻 亜紀子(東京都)

スリランカの古都 キャンディでは祭りの夜、聖なる遺物をその背にのせ着飾った象たちが街を練り歩きます。夜の闇に沈んだ象の黒い肌と、きらきらと光り輝く装飾を転写紙や金彩で表現してみました。

佳作

「花火、時々漆黒の空」本多 梨絵(神奈川県)

花火、時々漆黒の空

本多 梨絵(神奈川県)

佳作

「楽園の美しい花と鳥」戸村 道子(東京都)

楽園の美しい花と鳥

戸村 道子(東京都)

佳作

「China painting wonder」竹岡 友紀子(東京都)

China painting wonder

竹岡 友紀子(東京都)

佳作

「天女のTea time ~赤絵細描~」宮本 愛美(石川県)

天女のTea time ~赤絵細描~

宮本 愛美(石川県)

佳作

「空想の窓 ~夢見る頃を過ぎても~」柴山 麻衣子(東京都)

空想の窓 ~夢見る頃を過ぎても~

柴山 麻衣子(東京都)

マグ・小皿部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにしたマグカップまたは小皿の作品

優秀賞

「お気に入り、猫のポーズ」野呂田 靖子(千葉県)

お気に入り、猫のポーズ

野呂田 靖子(千葉県)

マグカップの持ち手の部分が、ネコのしっぽに見えて、お気に入りのポーズで作ってみたくなりました。

優秀賞

「金魚の思い出」安田 美恵子(千葉県)

金魚の思い出

安田 美恵子(千葉県)

いつの時代も気が付けば傍にいた金魚。金魚を見るとたくさんの楽しい思い出が頭を巡ります。このお皿を使うたびにそんな思いでが蘇るように和柄を使って金魚の動きが表現できたらと思いを込めて作りました。

佳作

「昼寝の夢」太田 真弓(滋賀県)

昼寝の夢

太田 真弓(滋賀県)

佳作

「ソウルの夜景」横山 まゆみ(長野県)

ソウルの夜景

横山 まゆみ(長野県)

佳作

「Cats」伴 美由貴(大阪府)

Cats

伴 美由貴(大阪府)

佳作

「大きな幸せ」桜井 真由美(東京都)

大きな幸せ

桜井 真由美(東京都)

佳作

「ブルーベル」熊谷 ひかり(長野県)

ブルーベル

熊谷 ひかり(長野県)

ガラスフュージング部門

ガラスフュージングの技法で制作したアクセサリー&トレーの作品

優秀賞

レシピ賞

「輝きのモザイクプレート ブルーフラワー」深谷 なをみ(栃木県)

輝きのモザイクプレート ブルーフラワー

深谷 なをみ(栃木県)

ガラスの透明感や差し込む光によって様々な色がキラキラと反射して輝きを放つガラスの魅力を活かす作品にしました。

優秀賞

「にゃんず」伴 美由貴(大阪府)

にゃんず

伴 美由貴(大阪府)

しっぽが長~いのが私のお気に入り、風太君。ぽちゃぽちゃのおなかが私のお気に入り、まるりん。プイットつんでれ後ろ姿が私のお気に入り、小麦ちゃん。我が家のにゃんずをモデルにプレートとバックチャームを作ってみました。

ガラスフュージング倶楽部賞

「パピヨンとハートクッション」磯部 淳子(東京都)

パピヨンとハートクッション

磯部 淳子(東京都)

蝶と泡と溶け込むガラスたち・・・。お気に入りを集めて一匹の蝶に仕立てました。キルティングのクッションみたいな模様にキラキラ感をプラスしたトレーで休憩です。平らにしたのでアクセサリーが滑りません。

佳作

「お気に入りのアクセサリートレー ピュアとあじさいブローチ」加藤 明美(滋賀県)

お気に入りのアクセサリートレー ピュアとあじさいブローチ

加藤 明美(滋賀県)

佳作

「cool ~ 雪の結晶」大澤 美穂(広島県)

cool ~ 雪の結晶

大澤 美穂(広島県)

佳作

「Happy Bird」松好 由紀子(埼玉県)

Happy Bird

松好 由紀子(埼玉県)

佳作

「赤と緑と白で」尾崎 紀子(東京都)

赤と緑と白で

尾崎 紀子(東京都)

佳作

「Bule Diamond」高橋 明美(宮城県)

Bule Diamond

髙橋 明美(宮城県)

特別招待作品

昨年度コンクールのグランプリ受賞者作品

「Love-in-idleness」名田 薫(兵庫県)

Love-in-idleness

名田 薫(兵庫県)

「Blooming」中井 直子(神奈川県)

Blooming

中井 直子(神奈川県)

「不屈の精神」小嶋 若菜(長野県)

不屈の精神

小嶋 若菜(長野県)

ティーセット部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにした実用的なティーセット作品

出展者
  • 木村あけみ
  • 紺野 眞弓
  • 山下 はるみ
  • 日髙 仁美
  • 朝内 望
  • 落合みゆき
  • 早坂 美幸
  • 本望 真理
  • 山野 幸子
  • 石福 弥生
  • 清水 千晶
  • 米盛 眞奈美
  • 山下 その子
  • 池永 小百合
  • 豊田 真主美
  • 藤井 節子
  • 小久保 久美子
  • 飯塚 久代
  • 阿嘉 由美
  • 鎌田 夏美
  • 家守 沙由梨
  • 坂下 緑
  • 佐藤 利枝
  • 谷口 允季子
  • 花田 潤子
  • 松浦 友美
  • 田添 恵
  • 金子 博美
  • 西村 美枝
  • 沖中 洋子
  • 鈴木 麻里子
  • 小林 恵子
  • 西尾 紀子
  • 笠井 智恵子
  • 小田 美津子
  • 岡 園子
  • 徳小田 句実
  • 糸魚川 美どり
  • 赤川 有樹
  • 窪田 晴美
  • 川嵜 智子
  • 中山 展江
  • 葛原 千佳子
  • 近藤 恭子
  • 佐々木 恵子
  • 黒木 絵里子
  • 西村 美枝
  • 田中 幸奈
  • 依田 美津子
  • 杉本 美和
  • 菅谷 江理子
  • 桜井 真由美
  • 岩間 恵美子
  • 小沼 貴子
  • 村上 留美子
  • 白江 健三
  • 長森 美幸
  • 須恵村 峰子
  • 佐々木 圭子
  • 石山 百子
  • 杉本 美和
  • 田中 陽子
  • 松崎 登志子
  • 加藤 明美
  • 長澤 智子
  • 横山 まゆみ
  • 牧浦 雅子
  • 戸部 泰子
  • 芝原 正美
  • 森 祥子
  • 井上 千晃
  • 宇野 純子
  • 相子 美登里
  • 東 美智子
  • 谷口 香

プラーク額部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにしたプラーク額セット作品

出展者
  • 塩津 節子
  • 紺野 眞弓
  • 野呂田 靖子
  • 林 みほ
  • 遠井 英里子
  • 青木 恵
  • 伊藤 美枝子
  • 村田 千恵
  • 佐伯 三穂子
  • 森 祥子
  • 石井 悦子
  • 竹岡 朋子
  • 安部 真澄
  • 吉見 光代
  • 成田 和美
  • 三宅 祐美
  • 米谷 理砂
  • 緒方 瑛子
  • 戸川 由美子
  • 伊賀瀬 美和
  • 山本 利美
  • 熊切 智佳子
  • 粟田 千晶
  • 中村 由紀
  • 木村 洋子
  • 堀 有希
  • 安田 美恵子
  • 浪貝 佳代子
  • 矢野 啓子
  • 都筑 優子
  • 門馬 信子
  • 野口 真佑子
  • 塚田 眞由美
  • 村瀬 善美
  • 吉田 美咲
  • 長島 かえで
  • 佃 千晶
  • 有田 香織
  • 市山 こずえ
  • 佐藤 音芭
  • 東城 真利子
  • 松本 千香
  • 浜島 香
  • 中島 まゆみ
  • 上田 千明
  • 横山 まゆみ
  • 田島 幸乃
  • 齋藤 由子
  • 江口 紗織
  • 大江 寛子

マグ・小皿部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにした実用的なマグカップまたは小皿の作品

出展者
  • 根本 美幸
  • 井上 千晃
  • 小野 慶子
  • 伊藤 美枝子
  • 芝原 正美
  • 竹岡 朋子
  • 小崎 由理子
  • 吉田 恵美子
  • 杉本 早苗
  • 依田 祐子
  • 田中 尚子
  • 米林 恭子
  • 堀 智子
  • 北川 聖恵
  • 木村 友加利
  • 米谷 理砂
  • 内田 晶子
  • 中垣 友佳
  • 飯村 仁子
  • 窪田 晴美
  • 松林 貴子
  • 黒木 絵里子
  • 河中 直美
  • 野口 真佑子
  • 永井 由香子
  • 桜井 眞由美
  • 市川 せつ子
  • 梅村 薫子
  • 吉田 あゆみ
  • 久恒 彩里
  • 宮原 美佳
  • 片木 恵美子
  • 堀口 泉美
  • 久本 朝惠
  • 塩路 貴美
  • 飴井 友子
  • 高橋 美枝
  • 澤田 房子
  • 加納 友季子
  • 粟田 千晶
  • 眞野 玲子
  • 井上 一美
  • 渡邊 澄江
  • 二階堂 知美
  • 加藤 明美
  • 齋藤 由子
  • 芝原 正美
  • 中西 寿美子
  • 多久和 宏美
  • 緒方 瑛子
  • 小松原 朋美
  • 東城 真利子
  • 三國 和江
  • 西條 年恵
  • 高橋 昇子
  • 長澤 智子
  • 大石 出
  • 藤江 智子
  • 山畑 美智代
  • 川松 のぞみ
  • 岩田 多江子
  • 坂口 恵美子
  • 遠藤 誠子
  • 根岸 奈央子
  • 宮林 清美
  • 布施 文
  • 佐野 愛
  • 隅田 貴美子
  • 香焼 かつ子
  • 川口 由美子
  • 石野 美香
  • 米山 奈緒美
  • 大津 恭子
  • 山田 正恵
  • 熊谷 ひかり
  • 桑原 望
  • 金田 美緒
  • 河井 美里
  • 横山 政子
  • 古川 晴子
  • 中村 聡子
  • 下田 明美
  • 小西 みはる
  • 小合 麻紀

ガラスフュージング部門

ガラスフュージング倶楽部の技法で制作したアクセサリー&トレーの作品

出展者
  • 三宅 泉
  • 大谷 妙子
  • 大河内 沙友美
  • 山田 倫子
  • 木村 萌
  • 坪井 眞由美
  • 山田 由香利
  • 大菅 貴子
  • 葛西 有香
  • 植松 直江
  • 森 祥子
  • 宮本 愛美
  • 石山 百子
  • 森 亜弥
  • 小林 真紀子
  • 三浦 桃子
  • 石山 さくら
  • 滝澤 美佐子
  • 保志 沙織
  • 磯部 淳子
  • 芝原 正美
  • 若林 睦子
  • 香川 恵美
  • 溝口 さゆり
  • 高橋 美佳
  • 有田 香織
  • 河村 美佐
  • 中山 幸子

トリオ部門

手描き・転写紙のいずれかをメインにした実用的なカップ&ソーサー作品

出展者
  • 「太陽に咲くひまわり」松林 貴子(長野県)
  • 「窓からのぞいた世界」熊切 智佳子(千葉県)

サロン部門

サロン(教室)単位のグループでの作品展示部門
【対象】日本キルンアート協会会員が運営するサロン(教室)に所属する皆さま

出展者

Kiko 倶楽部 指導者名:福山 紀子

ザ・リッツ・カールトン大阪 ポーセラーツセミナー 指導者名:萩原 伸子

Salon de Elysion 指導者名:芦川 初代

アトリエK 指導者名 :石井 香生里

Sion Corona(シオンコローナ) 指導者名:松田 美生子

アトリエリーフ.ポーセラーツサロン 指導者名:橘 葉子

ポーセラーツ ハートローズ Nina 指導者名:新名 洋子

ポーセラーツサロン 器・輝 指導者名:星野 裕子

青山ELLEJOUR 指導者名:林 みほ

フリーリー 指導者名:相澤 みつ江

クラルテ ドゥース Clarte Douceur 指導者名:館山 よし子

ポーセラーツサロン mii 指導者名:宮本 愛美

Anne,s Cottage 指導者名:木村 香織

CHIFFON D'OR <シフォンドール> 指導者名:門奈 由里子

アトリエ ラピス 指導者名:長澤 智子

Atelier ローズマリー 指導者名:今野 みどり

amicone ポーセラーツ&上絵付けサロン・ショップ 指導者名:竹岡 友紀子

アトリエ・ノーム 指導者名:小林 万里

順不同・敬称略

審査員

  • 審査員の方々(写真右手より)
  • 宮本 雅夫 氏(九谷焼作家、スタジオキルンアート本部講師)
  • 田中 千鶴子 氏(チャイナペインター、スタジオキルンアート本部講師)
  • 近岡 令 氏(ガラスフュージング作家・ガラスフュージング倶楽部監修)
  • 瀨戸 信昭(株式会社日本ヴォーグ社代表取締役、公益財団法人日本手芸普及協会理事長)

審査員からのメッセージ

宮本 雅夫

九谷焼作家
スタジオキルンアート本部講師

Q1 第5回日本キルンアート協会コンクールについて総合的にどんな感想を持たれましたか?
出品者の作品からは真摯に、且つ楽しんで〝ものづくり〟に取り組んでいる姿勢が 伝わってきました。審査のあるコンクール形式にすることは、作り手の技術を高め、創作意欲を掻き立て、ひいてはキルンアートを広く普及させることにもつながります。とても意義のある素晴らしい企画だと思いました。
一方、器の形がある程度決まっているにもかかわらず、そこに絵付けされたデザインが画一的なものが多かったように思いました。コンクールという性格上、テーマに沿いつつも、その枠からはみ出るくらいの独創的な作品が、今後より出品されることを期待しています。
Q2 今後のキルンアート(チャイナペイント・ポーセラーツ・白磁ペイント・ガラスフュージング)について指導者・愛好家の皆様へ一言
その土地の風土や文化から生まれた世界の絵付け陶磁器には、魅力的なデザインが たくさんあります。〝侘び寂び〟とともに加飾の美を愛でることは、日本人の意識において最も核心を突くところです。
過去から現在にいたる世界のさまざまな絵付け、陶磁器を参考にして、技法やデザイン、感性を磨き、表現の幅を広げてほしいと思います。そうすればキルンアートの可能性はまだまだ無限大に拡がるのではないでしょうか。とても楽しみです。
Q3 入賞作品への総評
技術やデザインが優れているのはもちろんのこと、作り手の顔が見たいと思わせて くれる作品が高評価を得ました。作り手にとって、作品とは自分の分身です。コンクールではたくさんの中から入賞作品を決めなければなりません。良い意味で、技術の完成度と独創性において、〝目を引きつける〟ものづくりが必要です。
今回入賞した作品はこれに合致していました。合わせて、高台の裏の汚れなどもきれいに処理されているなど、細かいところまで神経が行き届く仕事もされていたことを付け加えておきます。技術の高さ、デザインの独創性、丁寧な仕事、この3つが高いレベルでなされていたものが、今回入賞した作品です。
おめでとうございます。
田中 千鶴子

チャイナペインター
スタジオキルンアート本部講師

Q1 第5回日本キルンアート協会コンクールについて総合的にどんな感想を持たれましたか?
新社屋になって初めてのコンクール、どれ程進化した作品にお目にかかれるかとはやる気持ちを抑えて臨みました。
明るい日差しの中、会場いっぱいにスタイリッシュ、エレガント、クラシカル・・・様々なスタイルの個性あふれる作品の数々、またガラスフュージングの作品が並べられておりアートの森に迷い込んだかのような感覚をおぼえ感激いたしました。
Q2 今後のキルンアート(チャイナペイント・ポーセラーツ・白磁ペイント・ガラスフュージング)について指導者・愛好家の皆様へ一言
今回は特に海外のテイストに日本の「雅」を融合させた作品やモダンスタイルを取り入れた作品等、様々な作品が偏りなく出展されていたように思いました。
基礎技術をしっかりと学ばれた皆様がお一人お一人の自由な感性・表現力に磨きをかけられ今後も限りない可能性を求めて独自の華を咲かせて行かれる事と楽しみにしております。
Q3 入賞作品への総評
各審査員の専門が異なるため当然のことながら審査する際の視点もそれぞれですが、それでも最終的に「特に素晴しい」と感じる作品は一致しており、入賞作品の魅力・芸術性の高さに感嘆するばかりでした。本当におめでとうございます!
近岡 令

ガラスフュージング作家
日本キルンアート協会ガラスフュージング倶楽部 監修

Q1 第5回日本キルンアート協会コンクールについて総合的にどんな感想を持たれましたか?
今回、初めて総合審査に参加させていただきました。私の専門外であるカテゴリーの作品を審査することは、とても貴重な体験となりました。アイデアの面白さ、技術の高さ、完成度などを審査する場合に確認していきますが、それよりも最初に、作者の熱い想いや楽しんで取り組んでいる姿が、ほとんどの作品から伝わってきました。おかげで、審査というより楽しんで見てしまい、入点にとても時間がかかってしまいました。
入賞や入選が注目されがちですが、出品された作品の全てがとても力を持った作品だと感じました。
Q2 今後のキルンアート(チャイナペイント・ポーセラーツ・白磁ペイント・ガラスフュージング)について指導者・愛好家の皆様へ一言
新しい試みや、オリジナリティを追求した作品が多く見受けられ、とても新鮮に感じました。基礎を学び、それを応用しながら新しい作品を生み出していく喜びを得るには、多くの経験と時間が必要です。皆さんは、それをとても楽しんでいるようですね。教えることも、教わることも、楽しいことが一番大事です。もっと楽しんでいただけるような、ものやことを準備していきますので、お楽しみに。
Q3 入賞作品への総評
出品された作品全てがレベルアップしています。いつも以上に入点に苦心しました。入選作品は、テーマの面白さ、技術の正確さ、オリジナリティのどれかが特に秀でている作品です。入賞作品は、それらがさらに高いレベルに到達しています。コンクールに出品される作品は、作者の強い思いが宿っています。そのことだけで作品はとても立派なものになります。入選を繰り返される作者が現れるのは、ここにチャレンジすることで、作者自身がレベルアップしていく証だと思います。
入選された方とともに、ここに出品された皆さんに拍手を送りたいと思います。
瀨戸 信昭

株式会社日本ヴォーグ社代表取締役

Q1 第5回日本キルンアート協会コンクールについて総合的にどんな感想を持たれましたか?
ご自分の想いを丹精込めて創り上げた作品の数々に感銘を受けました。
それぞれにご自分の<世界>のイメージがうかがわれ、楽しく作品を拝見することができました。
また、隅々にまで手の込んだもの、何度も焼成を繰り返しての作品など、皆さんの一生懸命なお取り組みにエネルギーを感じました。
Q2 今後のキルンアート(チャイナペイント・ポーセラーツ・白磁ペイント・ガラスフュージング)について指導者・愛好家の皆様へ一言
陶器にまつわるクラフトマンシップには、歴史や国々の文化が反映された奥深いものが数多く散見されます。愛好家の皆様には、現代を生きる中で、思い切った着想、デザイン性、国民性など、個性ある作品をこれからも期待申し上げます。
Q3 入賞作品への総評
素敵な作品をありがとうございました。そして、ご入選おめでとうございます。
作者の個性がいろいろなデザイン、色彩で表現され、同じテーマ「私のお気に入り」でありますが、その多様な世界を堪能させていただきました。