EZ PORCELAING

Q&A

よくある質問をまとめました。ご制作する際、ご参考にしてください。

EZ PORCELAINGのQ&A

  • 基本の温度設定について教えてください。
    基本のオーブンと電子レンジの設定をご案内いたします。

    基本の加熱設定について

  • キルンアートとの違いについて教えてください。
    EZ PORCELAINGは
    1. ①電気炉不要で自宅のオーブンで制作できる
    2. ②陶磁器やガラス器以外の素材にも同じ材料で絵付けができる
    3. ③オーブン加熱後でも修正可能
    です。

オーブンインクのQ&A

  • 最初の素材洗浄用にオーブンインクプレップ&フィニッシュの代わりにアルコールを使ってもよいでしょうか。
    アルコールは使用しないでください。
    オーブンインクはアルコールに弱い性質があります。アルコールで素材を拭いた上にオーブンインクを転写すると絵柄が上手く定着しない場合があります。
  • アートシートの台紙が上手くとれません。
    アートシートを水に浸している時間が短い可能性があります。
    水に浸す時間をやや長くしてください。
    アートシートを水から取り出す際の目安は、アートシートを水から取り出した時にフイルムと台紙がスライドできる状態です。
  • アートシートを貼った後の乾燥の判断基準をお知らせください。
    しっかり圧着でき、アートシートが動かなくなれば加熱OKです。
  • アートシートの重ね貼りをした時に、下の絵柄が取れてしまいました。
    想定される主な原因と対策をお伝えいたします。
    原因
    • 重ねたアートシートを貼る際にアートプライマーを塗布しすぎてしまっている場合。
    • 一度目の焼成で貼り付けたアートシートのインクがしっかり冷えて固まる(定着)する前に、シートを重ねて再加熱した場合。
    • 加熱後、素材がしっかりと冷める前にフィルムをはがしてしまった場合。
    対策
    • フィルムに関しましては、1度目2度目などにかかわらず加熱後には、
      陶磁器・ガラスがしっかりと冷えるまで待っていただいてから剥がしていただくと仕上がりが安定します。
    • 重ね貼りをする際にはすでに加熱が終わっている絵柄の上に、
      プライマーを塗布する際は慎重(やさしく塗布)に行っていただくようお願いします。
      刷毛などで絵柄の上を何度も往復させると定着したインクを緩ませ、絵柄が取れやすくなる可能性があります。
      多量に絵柄の上に塗布してしまっている場合にも同様の可能性が出てまいります。
  • オーブンインクの絵柄が部分的にとれてしまいました。
    想定される主な原因と対策をお伝えいたします。
    原因 1アートプライマーの塗布の仕方が不十分だった。
    対策 1アートプライマーをよく攪拌してから使用する(乳白色になるまでよく振ってください)。
    対策 2塗布したプライマーが乾く前にアートシートを貼る。
    対策 3アートプライマーを絵柄よりも広い範囲に、たっぷり隙間なく塗る。
    原因 2絵柄の圧着が不十分だった。
    対策スキージーでしっかりと絵柄を定着させる(水と空気を抜いてしっかり圧着させる)。
    ※それでも定着が悪い場合は、電子レンジの加熱時間をプラス30秒増やしてください(レンジの種類によっては、定着が弱い場合があります)。
  • ガラス器にアートプライマーを塗る時に乾燥が早いので、よい方法はありますか。
    プライマーが流れやすい(溶剤を塗った層が薄くなる為、すぐに乾く傾向)為、ガラスとシートの両方にプライマーを塗布してください。
    シートにプライマーを塗る場合には強く刷毛をこすりつけると、インクが剥げたり薄くなる原因となりますので優しく塗布してください。
  • 電子レンジ500Wとオーブン150℃の加熱時の時間を知りたいです。
    電子レンジ500W 3分、オーブン150℃ 3分で加熱をしてください。
  • 作品を複数同時に加熱をしてもよいでしょう。
    作品を複数同時に加熱することも可能ですが、焼きムラを防ぐために庫内中央部に納まる点数をおすすめします。
  • スマートフォンケースの加熱について注意事項がありますか。
    • 天板に直接置かず、耐熱皿などを下に敷きその上に水平に置いた状態で加熱してください。
    • オーブンインクの推奨している温度・時間以上での加熱はしないでください。
      推奨温度・時間以上での加熱をした場合、熱による変形や破損が生じる場合があります。
    • 2度焼きの場合には、一度しっかりと使用するオーブンレンジの庫内の温度が下がるまでお待ちください。
      その際は、ケースもしっかりと熱を取ってから再加熱をしてください。
      庫内が熱いまま連続で加熱をすると、熱による変形や破損が生じる場合があります。
  • アート消しジェルで消すことができません。原因と対処法はありますか。
    想定される原因と対処方法をお伝えします。参考にしていただきますようお願いします。
    原因 1転写時に反転しないまま加熱をした(絵柄が下ではなくフィルムが下になって焼き付けをしている)場合。
    対処方法絵柄の上部分だけにジェルを塗布しても絵柄が剥がれないため、フィルムも含めた範囲で多めに塗布してください。
    原因 2焼成後のフィルムを剥がし忘れている場合。
    対処方法ジェルが絵柄に到達しないため、絵柄が取れない可能性があります。フィルムを剥がして、ジェルを塗布してください。
    原因 3フィルムがちぢれる程加熱しすぎた場合。
    対処方法プライマーの塗布量が多すぎた可能性があり、それにより焦げ付いたというイメージです。ジェルを多めに塗布して時間を長く置いてみてください。
    ※正常に焼き付けを行っていた上で消えない場合には、アルコールを綿棒に付けて落としてみてください。

オーブンアートカラーズのQ&A

  • リターダーを混ぜる量はどのくらいがよいでしょうか。
    リターダーを加える量は、絵の具に対して最大30%程度までに留めてください。
    それ以上加えると絵の具が乾燥しずらくなります。リターダーは絵の具に直接加える他、パレットなどに出し、筆で少量ずつとりながら濃度調整していただくと作業しやすいかと思います。
  • 絵の具の乾燥が早い。解決方法はありますか。
    リターダーを絵の具に加えていただくと乾燥速度が遅くなります(リターダーは絵の具の素材への密着強度を落とすことなく使用できます)。
    更に作業中は、ふた付きのパレットなどに入れていただいいたり、食品用ラップなどでカバーをし、空気に触れないようにすると乾燥を防げます。
  • 水を混ぜてもよいのでしょうか。
    水を混ぜると絵の具の素材への密着強度が弱まります。
    希釈にはリターダーを推奨します。
  • 剥げやすいのが気になります。定着をよくするにはどうしたらよいでしょうか。
    想定される原因と対処方法をお伝えします。参考にしていただきますようお願いします。
    原因 1絵の具に水を混ぜてしまった場合。
    対処方法絵の具の希釈にはリターダーをご使用ください。
    原因 2素材をアルコールで拭いてしまった場合。
    対処方法素材は水洗いしてからご使用ください。
    原因 3絵の具の乾燥が不十分だった場合。
    対処方法乾燥時間が短かったことが想定されます。24時間乾燥後、オーブン加熱をしてください。
    原因 4オーブン加熱が不十分だった場合。
    対処方法再加熱(予熱をし150℃・15~30分程度)をしてください。
  • 24時間乾燥させる理由が知りたい。十分に乾けば、24時間以内に加熱してもよいのでしょうか。
    絵の具の内部までしっかりと乾燥させる必要があり、その状態にするには24時間程かかります。
  • オーブン予熱をするのはなぜでしょうか。
    150℃に予熱したオーブンで30分加熱した時に絵の具が最大硬化し、素材への密着強度が最大に仕上がります。
    予熱をすることによりオーブン庫内の温度を安定させ、絵の具の素材への密着を安定させます。予熱なしの場合、温度の安定や150℃で30分加熱する時間が確保できず、予熱ありとしています。
  • オーブンアートカラーズを24時間乾燥させる前にオーブン加熱してしまった。24時間乾燥後、再度オーブン加熱したらよいのでしょうか。
    再加熱した場合、絵の具の硬化を高めることができます(再加熱する場合は、10分程度絵の具の様子を見ながら加熱をしてください)。ただし、素材への密着強度を高めることは期待できません。
    絵の具に水分を多く含んだ状態で加熱した場合、絵の具の内部の水分が沸騰し気泡を抱く可能性があります。その場合、絵の具と素材との接着面積が減り密着性は下がります。そのため、再加熱しても密着強度が高まることは期待できません。
  • 自然乾燥で仕上げてもよいのでしょうか。
    よいです。
    自然乾燥の場合も一般的なアクリル絵の具と比べて、密着強度は高く仕上がります。短時間の水洗いが可能です。
    150℃に予熱したオーブンで30分加熱した時と比べると密着強度はやや劣ります。
    乾燥時間は、絵の具の厚さやリターダーを入れた量によって異なります。
    早いと一週間程度で乾燥します。
    *オーブンインクコートフードセーフプラスはオーブン加熱後の絵の具に塗ります。自然乾燥したものに塗ると、絵の具ににじみや浮きが出ます。
  • 着色した部分に食物が触れてもよいのでしょうか。害があるのか知りたい。
    絵の具・リターダーには人体に害がある成分は含まれておりません。
    食器用洗剤に弱い性質です。食物が付いた作品を洗ったときに絵の具が剥がれてしまう可能性があります。
    食器用として使用する場合は、絵柄コート剤の別売りの「オーブンインクコートフードセーフプラス」をご使用ください。
  • ガラスにも描くことができますか。
    描けます。
    耐熱ガラスなどオーブン加熱に耐えられるものをご使用ください。陶磁器、耐熱ガラスホーローなどオーブン加熱に耐えられる様々な素材への絵付けをすることができます。是非、余った絵の具で色々なペイントをお楽しみください。

オーブンインクコートフードセーフプラスのQ&A

  • オーブンインクコートフードセーフプラスを使用しているのですが、水洗いすると塗った物が剥がれます。
    原因 1塗布時に塗りムラがあり、コートのかかっていない隙間ができてしまっている場合。
    原因 2アートパーツの上にのみ溶剤を塗布している場合。
    対処方法作品全体に溶剤の塗布をお願いします。洗浄時に溶剤が塗られていない隙間から水が入り、コートをはがす原因となります。塗りムラなどないよう、ふちまできっちり塗ってください。
    原因 3加熱時間が足りていないことによる定着不足。
    対処方法オーブンの種類や作品のサイズによって定着が弱い場合があります。その際は加熱時間を10分ずつ延ばして確認して加熱してください。
  • オーブンインクコートフードセーフプラスを塗る時にはじきます。
    原因 1刷毛に水がついていたり、溶剤に水を入れて希釈した場合。
    対処方法水が溶剤に混じると、成分の 濃度が薄くなってしまい、はじくことがあります。
    溶剤は原液で使用し、刷毛の水をよく拭き取ってから、使用してください。
    原因 2表面に油分が付着している場合。
    対処方法アートプレップ&フィニッシュを付けたキッチンペーパーで表面を拭きとった後、よく乾燥させてから再度塗布すると改善されます。お試しください。
  • オーブンインクコートフードセーフプラスを使用した刷毛が硬くなってしまいました、原因と対策はありますか?
    想定される原因と対処方法をお伝えします。参考にしていただきますようお願いします。
    原因洗浄不足が考えられます。
    対処方法中性洗剤を使用し、刷毛の根元までぬるま湯で洗浄をしてください。よく落ちない場合はその後、刷毛を水に一晩漬け置きし、水で洗浄すると汚れが浮き出てとれやすくなります。お試しください。
  • アートシートをアートプライマーで貼り付けた後、レンジ・オーブン加熱する間に時間が空いても構いませんか。
    オーブンインクはアートプライマーで貼り付けた後、レンジ・オーブンの加熱に間が空いても乾燥が進むので大丈夫です。

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